西井製作所の歴史HISTORY

大正7年から始まり、100年以上の歴史を持つ西井製作所。
社会が大きく変化する時も、新技術の開発、新業界への進出を実現し、
柔軟な姿勢で困難を乗り越えてきました。
これまで積み重ねてきた西井製作所のあゆみを紹介します。

1918

大正7年

広島市段原町にて「西井伊久馬商店」創業

4月15日に広島市段原町1184番地にて西井伊久馬商店で創業。創業当時は、各種鑑札、キセル掃除機や、燗装置等の銅真鍮美術細工、船舶用操縦ハンドルやスクリューなどの製造を行っておりました。

  • 1925大正14年

    熊平商店(現・(株)熊平製作所)と取引を始める

  • 1926大正15年

    東洋製缶協力工場となる

  • 自転車の鑑札・封印の制作開始

    創業当時は自転車には税金がかけられており、納税を証明するための鑑札が主力製品でした

  • 1930昭和5年

    朝鮮に鑑札販売を始め渡鮮

  • 1932昭和7年

    宇品町957に新工場を建設して移転する

  • 1941世界の歴史

    太平洋戦争が始まる

1941

昭和16年

呉海軍工廠監督工場となる

第二次世界大戦中、当社は第十一海軍航空廠監督工場に指定され「ヒロ7270工場」と名付けられ、主に、海軍の新兵器・試作を行いました。

  • 1945世界の歴史

    広島・長崎へ原子爆弾が投下される
    ポツダム宣言を受諾し、無条件降伏する

  • 1945昭和20年

    原爆の投下により工場全壊する

  • 1948昭和23年

    株式会社西井製作所に社名改称、資本金50万円で法人化

  • 1951昭和26年

    島根県、佐賀県、長崎県、熊本県の自動車登録番号標、車両番号標の納品を始める

  • 消火器を開発・生産を開始

    1951年頃、鑑札製作の技術を活かして、自社製品の開発に全力を注ぎ国家消防庁消防研究所の合格をもらい、消火器の製造を行っていました。

1954

昭和29年

仏壇金具の製作を始める

当時仏壇金具は手作業で製作されていましたが、当社が日本で初めてプレスによる仏壇金具の製造を開始しました。

  • 日本で初めて、プレス機による
    仏壇金具の量産化に成功




  • 1958日本の歴史

    自動車税廃止される

  • 1958昭和33年

    福岡県の自動車登録番号標の納品を始める

  • 1963昭和38年

    二代目社長 西井暢男 就任

  • 1966昭和41年

    バス・電車用料金箱の販売開始
    →撤退

  • 当時のバスの料金箱

    1966年(昭和41年)より、バス・電車の料金箱の製造を開始しました。しかし、電気化が進むにつれて、撤退を余儀なくされました。

  • 1971昭和46年

    棺桶飾りの金具製作を始める

  • 1972昭和47年

    電鋳製品の製作を始める

  • 1973世界の歴史

    第一次オイルショック

  • 1978世界の歴史

    第二次オイルショック

1981

昭和56年

ジューキ広島製作所と取引開始
(精密金型・精密治具の製作を開始)

1984

昭和59年

ヤヨイ(株)と取引開始

中国化薬(株)と取引開始
(株)日本製鋼所と取引開始

  • 1986昭和61年

    石川島播磨重工業(株)(現:(株)IHI)と取引開始

  • 1991平成3年

    精密加工分野に本格参入するため、恒温第二工場新設
    航空機エンジン部品の加工開始

  • 恒温第二工場(1991年5月竣工)

    1981年(昭和56年)より開始した機械加工分野の更なる充実を図るため、恒温工場を建設しました。この恒温工場は、道路からの振動も吸収する精密加工専用工場となっていました。

  • 1993平成5年

    三代目社長 西井公男 就任
    キャリアテープ金型の製造開始

  • 1995平成7年

    西井暢男会長を中心に「財団法人広島伝承技術振興センター」設立

  • 1998平成10年

    鹿児島県の自動車登録番号標の納品を始める
    労働大臣表彰 進歩賞受賞

  • 1999平成11年

    地域貢献の目的から、広島県立広島病院に寄付を開始

  • 2000平成12年

    品質向上に対する取り組みを高めるため、
    ISO9001認証取得

2002

平成14年

航空業界への進出を図るため、
NC施盤(LB300)導入

  • 2004平成16年

    福岡工場開設

  • 2005平成17年

    第三工場新設
    四代目社長西井裕昭 就任
    航空機エンジン部品の手仕上げ工程へ進出

  • 第三工場(2005年10月竣工)

    1986年(昭和61年)より開始した航空機エンジン加工の更なる充実を図るため、第三工場を建設しました。

2006

平成18年

キャリアテープブロー成形機、
穴開け機の製造・販売開始

  • 2007平成19年

    鳥栖工場開設(福岡工場を鳥栖工場に移管)

  • 鳥栖工場(2007年8月竣工)

    製品の安定供給と品質の向上を図るため、福岡から鳥栖へ自動車ナンバープレートの生産拠点を移転しました。

  • 2008平成20年

    「自らが考え、自らが判断し、自らが行動する」を柱とした企業づくりを開始

  • 2013平成25年

    JISQ9100認証取得
    本社工場を海田町南明神町1番17号に移転)

  • 本社工場(2013年6月竣工)

    24時間稼動や大型設備導入といった生産体制の更なる充実を図るため、海田へ本社工場を移転しました。

  • 2018平成30年

    創業100周年